私も愛用しているウェルスナビのCEOである柴山和久さんが本を出したと聞きつけ、さっそく購入して読みました。
本の正式タイトルは、元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法、です。
内容がどうこうよりも、ウェルスナビのCEOが書いた本というのがフックになって買いましたが、存外(ぉい)読んでよかったと思える内容でした。
詳しい感想は後述するので、まずは「これからの投資の思考法」の概要をばm(_ _)m
「これからの投資の思考法」の概要
「これからの投資の思考法」をざっくりと説明すると、”長期・積立・分散”こそがこれからの日本人がやるべき投資法だと唱えた内容になっています。
もはや年金に頼れるご時世ではないので、出来るだけ早めに”長期・積立・分散”の投資を始めて、老後の生活はそれで賄おう、といった感じですね。
なぜ”長期・積立・分散”が良いのか?それを実現するにはどうすればいいか?といったことが、とても納得のいくエピソードや例と共に解説されています。
早い話が「ウェルスナビの販促本」と言ってしまえばそこまでですが、この本を読めば「ウェルスナビを始めなきゃ!」もしくは「ウェルスナビやっててよかった!」と思わざるを得なくなります。
「これからの投資の思考法」を読んだ感想
「あの時、ウェルスナビで積立を始めた俺、マジでGood Job!!」心底そう思える内容でした。
それほどまでに、”長期・積立・分散”の利点や、なぜ柴山さんがそれを薦めるに至ったかが、もはや疑問の余地もないほど事細かに語られていました。
なんつーんですかね、ウェルスナビが良いものだとは分かっていたけど、より深い所まで知れた、おかげさまで25~30年積み立て続ける覚悟がより深まった、という感じです。
そして、柴山さんの過去の失敗談や家族の話から人間性がじわじわと伝わってきて、ウェルスナビへの情も深まりました。
個人的に好きなエピソードが、柴山さんがマッキンゼーで日米の金融機関をサポートしていた時、高収入やホテルでのVIP待遇に最初は浮かれていたけど、段々と「自分には不釣り合いだ」と落ち着かなくなって、スイートルームへのアップグレードを断るようになり、プラチナカードも解約したというエピソードです。
急にお金を手にして、そのお金の力を使ってみたいと思い色々と試してみたけど、結局それは自分の幸せや充実感にはならなかった、という柴山さんの俗っぽいところがありつつも根っこは素朴な人間性が伝わってきます。
私もハイブランドの服や100万円越えの腕時計など色々と経験した上で、結局は「ユニクロやG-SHOCKが最高!!」と言える人間になりたいので、柴山さんのような成金成金していない人、好きなんです(〃∇〃)テレッ
「著者の人柄よりも本の内容に触れろよ!」と思うかもしれませんが、自分の使っているサービスの代表者に好意や共感があるとないでは、継続利用のモチベーションが変わってくるので、これも大切な部分だと思います。
「これからの投資の思考法」のちょっと残念な部分
内容は良かったのですが、正直タイトルが弱いと思いました。
「元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法」って、このタイトルだけを読んで、どれくらいの人が読みたいと思うのでしょう?
私としては正直、ウェルスナビのCEOが出している本ということで、ウェルスナビのユーザーや、ウェルスナビに興味ある人しか買わないのでは?と思います。
もっと見込み客にメリットが伝わるように、「まだ間に合う!老後資金に10倍の格差を生み出す”長期・積立・分散”の投資法とは?」みたいなタイトルにするとか。
タイトルがキャッチーで読者が増えれば、ウェルスナビの有用性ももっと世間に広がるのに・・・。
まぁ、柴山さんには柴山さんの狙いがあってこのタイトルにしたのでしょうから、私が茶々入れるのも野暮と言うものか。
だけどやっぱり、私がウェルスナビの利用者でなければ、このタイトルには惹かれなくて、読んでなかったと思います。
「これからの投資の思考法」の評価 ★★★★☆(5段階中4)
読んでよかった、為になったと思えましたが、既知の情報もそれなりにあり、人生を変えるほどのインパクトは無かったため、評価は★4としました。
もし、私がまだウェルスナビの存在を知らなかったら未知の情報も多く、これをきっかけにウェルスナビを始めたりして、★5にしていたかもしれません。
あ~だこ~だ言ってきましたが、過去のエピソードや事例が豊富で説得力があり、文章も読みやすかったし、知識も深められたし、かなりの良書であったことは確かです。
20~30年後の老後が心配な方、ウェルスナビの利用を検討している方、ウェルスナビを既に利用している方は、是非読んでみることをオススメします。
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